その3 自然の恵みを味わう楽しみ
山の中で生活していると、必然的に身につけなければならないことがたくさんあります。中でも自分で採取して食べることは、楽しいことです。
取る、料理する、味わう、保存する、それぞれの楽しみがあります. 山菜、きのこ、木の実など、覚えておくと役に立ちます。
まずは毒かどうかの見分けが必要で、これは事前に勉強するか地元の人に教えていただくことです。毒草として一般に知られているものは、オキナグサ、キツネノボタン、キツネノカミソリ、クサノオウ、コバイケソウ、スズラン、タケニグサ、タカトウダイ、テンナンシヨウ、トリカブト、ノウルシ、ハシリドコロ、フクジュソウ、ドクゼリなどがあります。特に間違いやすいのは、新芽の時のトリカブトとニリンソウ、コバイケソウとギボウシ、ドクゼリとホンゼリ、スズランとギョウジャニンニク、ハシリドコロとフキノトウ、ホウチャクソウとアマドコロなど。
毒キノコは、オオワライタケ、クサウラベニタケ、ニガクリタケ、オオキヌハダトマヤタケ、テングタケ類、ドクツルタケ、カキシメジ、サマツモドキ、ツキヨタケなど。
毒のある実で間違えやすいのは、ノブドウトヤマブドウ、ヒヨウタンボクとウグイスカズラなどがあります。ドクウツギなどは別名ネズミゴロシと呼ばれ、ネズミ捕りの餌に用いられていました。これらの毒のものは毎年事故が起きているので、要注意でしっかり覚えておくことです。
また、地域によっては採取禁止や入林禁止場所があるので、最終前に確認が必要です。
写真解説「山に咲く毒草」
(次回へつづく)
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